『光る君へ』吉高由里子と岸谷五朗が琵琶湖ロケを実施 越前編の注目ポイントを明かす
毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『光る君へ』が琵琶湖でロケ撮影を実施。撮影を終えた吉高由里子と岸谷五朗よりコメントが寄せられた。 【写真】越前に向け琵琶湖を舟で移動するシーンなどオフショット(全6枚) 本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部/まひろを主人公としたドラマ。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。紫式部役で吉高由里子が主演を務め、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は、『セカンドバージン』(NHK総合)、『恋する母たち』(TBS系)などの大石静が手がけている。 撮影されたのは、まひろ(吉高由里子)や為時(岸谷五朗)、乙丸(矢部太郎)などが都を離れて越前へ向け琵琶湖を舟で渡るシーンと、湖畔の船着き場で夕立の中、舟から荷物を降ろすシーン(5月26日放送予定の第21回)。 吉高は琵琶湖での撮影について、「久しぶりに空が広い外のロケでワクワクしています」とコメント。舞台が京都から越前へと変わる点については、「越前編では、まひろは生きている価値というか、見当たらない志を模索して苦しんでいる時期でもあるんです。国司という父上の仕事姿も初めて目にして、父上と2人3脚で頑張ろうしていきます」と注目ポイントについて明かした。 まひろの父・為時役の岸谷は、「素晴らしい新たなキャストも登場するなど、『光る君へ』の画がガラッと変わります。我々もびっくりするぐらいなので、見てくださっている視聴者の皆さんは、どうなっちゃうんだろう!というぐらいです」と越前編の見どころについてコメントを寄せた。 コメント ●吉高由里子(まひろ/紫式部役) 今回の琵琶湖ロケは、久しぶりに空が広い外のロケでワクワクしています。実際に来てみると、朝と昼でも風の強さが全然違うんだなって、驚きました。 まひろとしては、先日放送した「遠くの国」(第9回のサブタイトル)というワードがずっと残っているんです。向こうへ行ったら、私の知らない世界。まひろのことも誰も知らない世界。そこで新しく生まれ変わることもできるんじゃないかという気持ちも込み上げてきます。 越前編では、まひろは生きている価値というか、見当たらない志を模索して苦しんでいる時期でもあるんです。国司という父上の仕事姿も初めて目にして、父上と2人3脚で頑張ろうしていきます。そして福井の熱がすごいんです! 「京都だけのドラマじゃないぞ」という越前市をはじめ福井県の皆さんの熱もすごく感じていてうれしいです。 ●岸谷五朗(藤原為時役) やっぱりこの琵琶湖の自然はすごいですね。まひろと一緒に舟で湖上に出たんですけど、風の勢いも感じましたね。当時は相当の志とドキドキで移動したんでしょうね。 越前の国司になるまでは、まひろとの関係性って父親と子供。割とベクトルは向かい合っていたんですよね。親子でもめたり、いろんなことあったんですが、越前編では2人が1つのことに立ち向かっている感じが、初めて描かれるんです。 越前編では、まひろが自分の心と対じしたり、まひろの恋心がどうなっていくのかドキドキする父の気持ちもあったり。素晴らしい新たなキャストも登場するなど、『光る君へ』の画がガラッと変わります。我々もびっくりするぐらいなので、見てくださっている視聴者の皆さんは、どうなっちゃうんだろう!というぐらいです。 ●内田ゆき(制作統括) 越前編は、同じドラマとは思えないぐらいに印象が変わると思います。松原客館に逗留する宋の人々や当時とても貴重であった越前の紙に出会うなど、物語は大きな転換点を迎えます。特に、のちに作家となる主人公のまひろにとっては、人生の中で最も大切な経験の1つとして見てもらえるとうれしいなと思っています。
リアルサウンド編集部