【佐世保競輪 G3九十九島賞争奪戦】窓場千加頼 悲願のG3初制覇 飛躍の2024年に花添える
佐世保競輪の開設74周年記念G3「九十九島賞争奪戦」は22日、12Rで決勝戦が行われ、窓場千加頼(33=京都・100期)が5番手捲りでG3初V。また9RのレインボーカップA級ファイナルの1着・松本秀之慎(22=熊本・121期)、2着・佐方良行(44=熊本・97期)に3着・武藤篤弘(40=埼玉・95期)は、23日付でS級2班に特別昇級する。 二次予選から3連勝で一気にVまで駆け上がった。窓場が5番手から痛烈に捲ってG3初優勝。G1オールスター(平塚)で準優勝、G2ウィナーズカップ(取手)で決勝進出(9着)などビッグレースで存在感を示し続けた2024年最後のG3で、悲願のVをゲットした。 「やっとG3を獲れた。長かったですね。腐りかけた時期もあったけど」 今年は正規斡旋で初めてG1に出場した2月の全日本選抜(岐阜)から6個全てのG1に出場。オールスターの奮闘など、グランプリ出場争いも演じた。 「同期の古性(優作)さんの活躍だったり、ウィナーズカップ決勝で古性さんや脇本(雄太)さんと連係できた。それが大きかった。ただ、大事なところでずっと2着だった。グレードレースで優勝できたし、これを機にG1、G2も獲れるように頑張りたい」 オールスターに地元記念など、届かなかった“あと一歩”を打破。「来月は地元地区の和歌山記念(来年1月10~13日)、2月はG1全日本選抜(同2月21~24日、豊橋)もある。そこで活躍できるように」と力を込めた。G3覇者として来年も暴れまくる。 ◇窓場 千加頼(まどば・ちかより)1991年(平3)9月19日生まれ、京都府出身の33歳。100期生として2011年7月6日に向日町でデビュー。今回で通算15度目の優勝。通算成績は1137戦293勝。1メートル74、85キロ。血液型A。