”名将”といえば…?いきなりリーグ優勝に導いた指揮官(3)2年連続最下位から“復権”したが
プロスポーツにおいて、チームの指揮を執る監督には大きな責任が伴う。昨季2度目の監督就任となった阪神・岡田彰布監督は、復帰初年度から18年ぶりのセ・リーグ制覇、38年ぶり日本一に導く手腕を発揮。今季から指揮を執る巨人・阿部慎之助新監督らにも注目が集まる。ここでは、就任1年目からリーグ優勝に導いた指揮官を紹介する。
真中満
出身:栃木県 投打:左投左打 身長/体重:170cm/75kg 生年月日:1971年1月6日 ドラフト:1992年ドラフト3位 現役時代はヤクルト一筋でプレーし、監督としてチームをリーグ優勝に導いた真中満。優勝決定時、そして退任時のどちらでも見せた涙は、印象に残っているファンも多いだろう。 真中は宇都宮学園高校(現:文星芸大付)から日本大学に進学。リーグ戦で打撃2冠を獲得する実績を挙げると、ドラフト3位でヤクルトに入団。 なかなか芽が出ないシーズンが続いたものの、1998年に初の規定打席到達。翌1999年はキャリア初の打率3割(.308)を記録し、晩年は「代打の神様」として多大な貢献を見せた。 2015年からヤクルトの監督に就任すると、2年連続最下位からの優勝を成し遂げ、ヤクルトファンに歓喜の瞬間をもたらした。 ただ、2017年は球団史上最多となるシーズン96敗。同年限りでの辞意を表明した。監督として迎える最後の試合、ビジョンの映像を見て涙したシーンは、監督の辛さを象徴する場面だった。
ベースボールチャンネル編集部