鉄拳が大河ドラマ「べらぼう」出演、絵師・礒田湖龍斎役
鉄拳が、2025年1月5日(日)スタートの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合)に出演することが発表された。蔦重初期の錦絵「雛形若菜初模様」を手掛けた絵師・礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)役。「大河ドラマは特に戦国ものが好きでよく観ていました。あり得ないことですが、自分が出演できたらどうなるのか?と、よく想像をしていました。その大河から出演依頼をいただきとてもビックリしたと共に、こんな名誉なことはもうないだろうと思い、出演を決めました」とオファーを受けたときの気持ちを明かし、「僕の役、礒田湖龍斎が絵師であることも、何か縁があるのかなと思いました」と語っている。 【写真】鉄拳とパペットマペット、20年来の絆を確かめ合う 横浜流星が主演を務める「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦重こと蔦屋重三郎を軸にした“痛快エンタテインメント”。横浜が蔦重に扮し、脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」で知られる森下佳子が手がける。 18世紀半ば人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重は江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れたあと引手茶屋の養子となる。血のつながりを超えた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を始めた。江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出され、蔦重は朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ねる。挿絵をふんだんに使った「黄表紙本」でヒット作を連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。 蔦重は、喜多川歌麿、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能を見出し、その多くはのちの巨匠となり日本文化の礎に。しかし時世は移り変わり、松平定信による寛政の改革では蔦重の自由さと政治風刺は問題になってしまう。蔦重はその後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。しかしその体を病魔が襲って……。命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンタテインメント「写楽」を仕掛ける。 ■ 鉄拳 コメント 大河ドラマは特に戦国ものが好きでよく観ていました。あり得ないことですが、自分が出演できたらどうなるのか?と、よく想像をしていました。その大河から出演依頼をいただきとてもビックリしたと共に、こんな名誉なことはもうないだろうと思い、出演を決めました。あと僕の役、礒田湖龍斎が絵師であることも、何か縁があるのかなと思いました。演技は自信がないですが、絵を描くのは得意なので、絵を描く姿の僕を見てもらいたいです。横浜流星さんとは一度ご挨拶をさせて頂いたのですが、礼儀正しく、そして何よりカッコよかったです。僕が帰るときも休憩中なのにわざわざご挨拶をしてくれました。ほとんどの方が初対面なので緊張します。ほかの方に迷惑をかけないように、できれば撮影は1人がいいです。でも皆さんとお話しはしたいー。僕は滑舌も悪いですし、演技も自信がないので、できれば絵を描くところをよく見て頂きたいと思っています。そのために僕は今、湖龍斎の浮世絵を練習中です。