前期S級の33歳レーサーがチャレンジ戦で奮闘中「初心に帰って頑張れています」/熊本競輪・ミッドナイト
熊本競輪のミッドナイト「競輪公式投票CTC杯(F2)」は18日、初日を開催する。5Rのチャレンジ予選に出走する神山尚(33歳・栃木=109期)に話を聞いた。 前期S級の神山尚が今期はチャレンジ戦を舞台に戦っている。ちなみに神山は20年後期からA級2班→A級3班(21年前期)→A級1班(21年後期)→A級2班(22年前期)→A級1班(22年後期)→S級2班(23年前期)→A級1班(23年後期)→S級2班(24年前期)→A級3班(24年後期)と、9期続けて同じ階級に属していない。S級からチャレンジ落ちも珍しいが、ここまでころころと変わるのも珍しいだろう。 「A級で2回失格したのと、ケガで走れない時期もあって…。最初は流れに戸惑ったりもしたけど、最近はうまく対応出来ていると思います」 降級後は2回の優勝を含めて10節、1度も決勝進出を逃していない。格上の走りで安定した走りを披露している。 「特昇出来るようなタイプではないし、またコツコツとやってS級に戻っていければ。初心に帰って頑張れています。こういうところで勝ち癖をつけたいし、中途半端にA級に落ちてS級点を取れないよりは良かったかもしれない。若い子は強烈に強いけど、前がいない時は自分でも動けているし悪くはないかな。しばらくは前がいなければ自分でやるつもりなので」 今開催は同県の福田稔希ら125期の関東勢が3人いて神山が動く場面はほとんどなさそう。鋭い差し脚を繰り出して8月武雄以来のVを目指す。(netkeirin特派員)