生まれてくる子どものために工場勤務で貯金づくりを考えています。本当にお金は貯められるのですか?
子どもを育てていくのにはお金がかかります。これから赤ちゃんが生まれてくる人の中にはお金を貯めるために収入アップを考えている、という人もいるでしょう。 一般的に、給料の高い仕事といわれているのが工場勤務の仕事です。そこで今回は、工場勤務の仕事の給料はどれくらいなのか、工場で働いた場合はどれくらいお金を貯められるのか、詳しく解説します。
工場で働いた場合の年収はいくらくらい?
厚生労働省が発表した令和4年の「賃金構造基本統計調査の概況」によると、製造業の平均月収は20代前半で20万3400円、20代後半で23万3800円です。 30代前半では26万1100円、30代後半では29万5300円となっています。年収に換算すると、20代前半は244万800円、20代後半は280万5600円、30代前半では313万3200円、30代後半では354万3600円です。工場勤務といえど、飛び抜けてほかの業種よりも年収が高くなるわけではありません。 もしも工場勤務で収入アップを望むのであれば、自動車メーカーなどの期間工を検討するとよいでしょう。なぜなら、メーカーにもよるものの、期間工の平均年収は400万~500万円程度だからです。 期間工の年収が高い理由として挙げられるのは、さまざまな手当があることです。 例えば、期間工の仕事の多くは昼夜交代制のため、夜に働いた場合には深夜手当が支給されます。期間工の仕事は残業も多いです。残業をした場合には、当然のことながら残業手当が支給されます。たくさん深夜勤務や残業をすれば、それだけ多く稼げるでしょう。 また、多くのメーカーでは、期間工になると入社祝い金が支給されます。とはいうものの、この入社祝い金は入社したらすぐに支給されるわけではありません。一定期間勤務した場合や契約を満了した際に支給されるので注意が必要です。 さらに、契約を終えた際には満了金が支給されます。そのほか、契約期間中に欠勤や遅刻が一度もなかった場合に支給される皆勤手当があるのも魅力的です。これらの手当を加算することで、結果的に年収が400万~500万円程度になります。