この道一筋の職人の技光る雑貨など集結…岡山駅前のデパートで「日本の伝統展」【岡山】
岡山放送
全国各地の職人の技が光る日用品や雑貨を集めた物産展が岡山市のデパートで12月11日から始まりました。 会場には、北は山形から南は鹿児島まで16の都府県から、約1000種類の商品が集結しました。国の伝統的工芸品に指定されている広島の熊野筆や長崎のべっ甲細工など匠の技を感じられる工芸品がそろっています。 この道ひとすじ58年、江戸切子の職人、大久保忠幸さんは伝統的な文様だけでなく、動物を取り入れた遊び心のあるデザインにも取り組んでいます。 (江戸切子伝統工芸士 大久保忠幸さん) 「デザインがひらめいてそれが売れたらうれしい。古典柄も素敵だけど遊び心も両方見てもらえるとうれしい」 香川の肥松木工も出展しています。肥松は樹齢300年以上のクロマツの中心部分で、樹脂が多く含まれていて使うほどツヤが出る器に仕上がっています。 (肥松木工伝統工芸士 有岡成員さん) 「木目がうまくいきるように作るよう心がけている木は一番自然に近い素材なのでそういうところを見て欲しい」 この『日本の伝統展』は岡山駅前のデパート、岡山高島屋で12月17日まで開かれています。
岡山放送