名古屋の繁華街「栄・錦」はごみ散乱 ごみ拾い×ジョギング「プロギング」で走り終えたら街がきれいに
繁華街はごみだらけ ごみを拾うと「ナイス」のかけ声
午前8時45分、各コースがスタート。ごみ袋を手にして街へ繰り出します。 取材したのは、陸上系インフルエンサーの志村さん率いる久屋大通公園から納屋橋・丸の内方面をジョギングする約5キロのコースです。参加者は普段からジョギングやランニングをしている人が多く参加していました。
まず向かったのは、3月末に完成した「Alpen NAGOYA」。店舗の前で記念撮影し、栄の街を北上していきます。
路上には、タバコの吸殻やペットボトル、空き缶などが落ちており、皆、テンポよく拾い上げ、ごみ袋に入れていきます。ごみを入れたら「ナイス!」と声を掛け合うのもプロギングの特徴。自然と仲間意識が芽生えていきます。
信号待ちでは、陸上系インフルエンサー、志村美希さんと記念写真をお願いする参加者もいました。
栄・錦の繁華街に入ると、ジョギングの流れは一気に停滞。繁華街から出たごみが散乱していました。カップ麺のごみやプラスティック容器などがそのまま放置されていました。
その後もプロギングは続き、午前9時30分には各コースが久屋大通公園にゴール。最終的に集まったのは、90.1キロという大量のごみ。空き缶やペットボトル、カップの容器、傘など種類もさまざまでした。 参加者のアンケートでは、「週末に早起きするようになり居場所ができた」「職場において就業意欲のモチベーションが上がった」などさまざまな意見がありました。
スポーツが楽しめる自然環境を未来に繋ぐために・・・
イベントの意義について、協賛する株式会社アルペンの担当者、柴田さんに話を聞きました。 株式会社アルペン 柴田利佳さん: アルペングループは「スポーツをもっと身近に」というパーパスを掲げており、皆さんにスポーツをより身近に感じていただける社会を実現していきたいという思いをもっています。そのためには、スポーツを楽しむための環境や一緒に楽しむ仲間を未来につないでいかなければいけません。 スポーツは自然環境の恩恵を受けて楽しめるものなので、自然環境を未来につないでいくために何か我々にできることはないかと考えていた時に「プロギング」と出会いました。 「プロギング」はジョギングというスポーツを楽しみながら、気づいたら環境にも貢献できているという、当社らしい環境への貢献ができるとても良い活動だと知り、その活動をより多くの方に知っていただきたい、広げていきたいという思いを持つようになりました。 そんな時に,海と日本プロジェクトからお声がけいただき、志同じくする仲間と一緒にプロギングを広げていきたいという思いで協賛をさせていただいています。 1人でも多くの方にプロギングというスポーツを楽しんでいただきたいです。
誰にでも気軽に始められる次世代SDGsスポーツ「プロギング」。1人でもできますが、今回のように多くの仲間と一緒に活動することで楽しさも倍増。より一層きれいな街づくりに繋がるかもしれません。
愛知のニュース