「ヒグマに近づかないで」…JALとエア・ドゥ、夏休みの北海道到着便で機内アナウンス
北海道は28日、道内の主な空港に7月1日~8月31日に到着する便で、ヒグマへの注意を促す機内アナウンスを行うと発表した。日本航空とエア・ドゥが協力し、客室乗務員が到着前後に「ヒグマに近づかないで」などと呼びかける。 【図解】一目でわかる…ヒグマとツキノワグマの違い
人里へのクマ出没が増加しており、夏休みシーズンに道外から訪れる人の事故を防ぐのが狙い。2022年に始まった取り組みで、エア・ドゥの協力は初めて。
アナウンスを始める時期や内容は路線によって異なる。知床観光の玄関口となる女満別空港の到着便では「世界自然遺産知床は、ヒグマが多く生息している」と説明。見かけても食べ物を与えないことや、野山では鈴や笛などで音を出して人の存在をクマに知らせることなどを伝える。
国立公園に指定された日高山脈に近い帯広空港の到着便でも、野山に入る際は注意するようアナウンスする予定だ。