アランマーレ、開幕３連敗 バレーＳＶリーグ女子
バレーボールの大同生命ＳＶリーグの女子は18日、1試合が行われ、リーグ3戦目でホーム開幕戦となった本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレ（アランマーレ山形）は酒田市のＩＮＰＥＸ酒田アリーナでＰＦＵと対戦し、1―3で敗れ、3連敗となった。 アランマーレは第1セット、石盛めるものサービスエースなどで優位に試合を進め、25―23でものにした。第2セットは相手のブロックによる連続シャットアウトなどのため15―25で奪われ、第3セットも相手のサーブで崩されて7連続失点を喫し、17―25で落とした。第4セットはドンポーン・シンポーのアタックで追いすがったが、16―25で振り切られ、敗れた。 19日は同会場でＰＦＵと再戦する。 第1セット奪取もサーブ苦戦、勢い失う ＳＶリーグのホーム開幕戦を迎えたアランマーレ山形は、セッター石盛めるものエースなど、効果的なサーブが複数決まり幸先よく第1セットを奪った。ただ、第2セット以降は逆に相手のサーブに苦しめられ、敗れた。石盛は「やりたいバレーボールを相手にやられてしまった」と悔しさをにじませた。
サーブからのトータルディフェンスを掲げる山形にとって、理想通りのバレーを序盤に展開した。伊藤摩耶や、オレクサンドラ・ビチェンコのブロックも決まり、今季リーグ3戦目で初めてセットを奪った。その後は相手のサーブで7連続失点を喫するなど形勢が逆転。勢いを失ったことで、山形のサーブは鋭さを欠いた。北原勉監督は「もっと勇気を持ったプレーが必要」と注文をつけた。 ブロックをかわすためにクイックに頼った攻めがほとんどだった昨季に比べ、オレクサンドラの高さあるスパイク、ドンポーン・シンポーの力強いバックアタックといった、これまでにない武器は機能した。ＳＶリーグは同じ相手と連戦が組まれる。攻撃を組み立てる石盛は「課題を修正し、声援を送ってくれるホームのファンに勝利を届けたい」と前を向いた。 攻め続ける気持ちで戦う 北原勉監督の話 2季ぶりとなる酒田での試合で、勝利を届けたかった。準備したことが機能して第1セットを取れたが、勝負を急いでしまう姿勢があり、相手に流れを与えてしまった。特にサーブで攻め続ける気持ちを持ち、戦っていきたい。
