栃木・那須塩原の民家敷地にクマ 近くにはシカ死骸 「人を襲わないか心配だ」と110番男性
22日午前7時10分ごろ、栃木県那須塩原市塩原の民家で、庭にクマ1頭が入ってきたのを住人男性(70)が目撃し、その後110番した。 那須塩原署によるとクマは体長1メートル程度で、付近には襲われたとみられるシカ1頭の死骸があった。けが人や物を壊される被害はなかった。現場は足湯施設「湯っ歩の里」から南に約350メートルで、周辺には山林が広がる。 男性によると、男性の妻(67)が庭で草刈りをしていたところ、裏手の山林付近からシカの鳴き声が聞こえ、向かうとシカを襲うクマを発見。男性が110番した。男性は「クマがシカを襲っているのを初めて見た。人を襲わないか心配だ」と不安を口にした。 同市は猟友会と協力して付近にわなを設置するなど対応を進めている。