愛子さま“政略婚”危機に雅子さまが異例のご訪問…「内親王の出会いの場」旧華族会行事に初のご出席
「80年近く前に皇室から離れた旧宮家が、国民になじみのない存在だということは、“男系派”の議員たちも認識しています。しかし、いま国民から絶大な支持を受けている愛子さまが、旧宮家の男系男子と結婚して男子を産んでくだされば、男系での皇位継承が今後も維持され、国民の支持も広げられるという構想を描いているのです。 しかし“愛子さまは旧宮家の男系男子と結婚されるべき”という雰囲気が醸成されれば、愛子さまに大きな重圧がかかってしまいます。またご結婚後も、男子誕生を強く望む声に苦悩されることでしょう。結婚生活について愛子さまの望みが尊重されない状況は、雅子さまにとっても絶対に容認できることではないのです」 雅子さまはかつて親しい知人に、こう語られた。 「愛子には愛子の持って生まれた運命があります」 それは運命を黙って受け入れるべき、ということではなく、自身で運命を切り開いていってほしいという母の願いだったのだ。 ■霞会館が愛子さまの出会いの場の一つに 前出の宮内庁関係者はこう続ける。 「雅子さまの霞会館創立150周年式典ご臨席も、愛子さまが運命のお相手を見つけるためのチャンスを少しでも増やしたいという“母心”があってのことと思われます。 つまり“婚活”の一助につながれば、とお考えなのでしょう。愛子さまはコロナ禍のために、大学3年生までは通学がかないませんでした。またいまも平日は朝から夜まで日本赤十字社(以下、日赤)で勤務され、週末も皇族としてのおつとめに励まれるなど、多忙な日々を送られています。 日赤は職員同士の交流も盛んで、志の高い男性も多いのですが、お仕事に熱心な愛子さまだけに、職場での出会いが恋愛に発展するとは限りません」 実際、霞会館には内親王の出会いの場としても活用されてきた歴史がある。 「’90年代に黒田清子さんの“お婿さん候補”に注目が集まりました。有力候補は複数いたのですが、すべて霞会館のメンバーでした。霞会館で上皇ご夫妻や候補とされた男性の両親も同席しての“お見合い”が行われたという報道もあったのです。 上皇さまの姉・池田厚子さんが結婚したのは旧侯爵家の当主・池田隆政さん。また三笠宮崇仁さまの長女・近衞甯子さんが結婚したのは、近衞家当主で現在は日赤名誉社長を務めている忠煇さんです」(前出・宮内庁関係者) 前出の山下さんも女性皇族と霞会館についてこう語る。 「『家』や『伝統』の継承を担っているという点でも、霞会館の会員は皇室の方々と近い価値観を持っているのではないでしょうか。また皇室との接点が多いことから、一般国民よりも皇室のことを理解している傾向があるため、皇族と結婚したり、お相手の候補となったりしたことが過去には多くありました。 そういう意味では愛子内親王殿下におかれても霞会館は、出会いの場の一つになると思います」 愛子さまは日赤ご入社にあたって発表されたコメントで結婚観について次のようにつづられた。 《一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております。両親から具体的なアドバイスを頂いたことは特にございませんが、両親のようにお互いを思いやれる関係性は素敵だなと感じます》 まだ具体的ではないにせよ、ご両親のようなご結婚への憧れを抱かれている愛子さま。昨年5月、「御即位5年・御成婚30年記念特別展『新しい時代とともに―天皇皇后両陛下の歩み』」を鑑賞されたとき、天皇陛下に“プロポーズの再現”をねだられていたことも記憶に新しい。 「雅子さまは常に愛子さまの自由な意思を尊重されています。今後はさらに、霞会館以外にも愛子さまの出会いの場を広げることはお続けになると思われます」(前出・宮内庁関係者) “僕が一生全力でお守りします”。かつての陛下のように、そんな言葉を捧げる男性が愛子さまの前に現れる日を、雅子さまも待ち続けられている。
「女性自身」2024年6月25日号