越前がに待望の初競り 「極」基準の水揚げなし 悪天候で解禁から2日遅れの出漁
越前がにの初競りが8日、坂井市と越前町で行われ、シーズンの到来を待ちわびた仲買人や料理店関係者らが、カニを次々と競り落としていました。 2日遅れのスタートとなった越前がに漁は、越前漁港と三国港で8日、計42隻が港に戻りズワイガニ7600パイとセイコガニ9万パイが水揚げされました。 午後には初競りが行われ、仲買人やせり人の威勢の良い声が響きました。 漁獲量はまずまずの滑り出しでしたが、最高級ブランド「極」の基準を満たしたものはありませんでした。 漁の遅れの影響で、一部の旅館や料理店ではキャンセルが相次ぎ、書き入れ時の週末を前に仲買人や店の関係者からは安堵の声が聞かれました。 なお、越前がに漁はセイコガニが年内いっぱい、ズワイガニは来年3月20日までとなっています。