高額売却に成功! Jリーグ、移籍金差額ランキング9位。なぜ? 控えなのに3億で売却。オシムの愛弟子
2024明治安田J1リーグが2月23日に開幕する。過去31シーズンで、どのクラブも様々な選手を獲得・放出してきた。その中で、移籍金で多くのプラスをもたらしたのはどの取引なのか。今回は、獲得時と放出時の差額のトップ10を順位ごとに紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照、金額が並んだ場合はサイトに準拠。
9位:水本裕貴(ガンバ大阪) 加入時の移籍金:180万ユーロ(約2億5200万円) 放出時の移籍金:250万ユーロ(約3億5000万円) 利益:70万ユーロ(約9800万円) 元サッカー日本代表の水本裕貴は、Jリーグの複数クラブでプレーした。その中で、ガンバ大阪に対して最も高い移籍金収益を残している。 高校卒業後の2004年にジェフユナイテッド千葉に加入してプロキャリアを始めた水本は、イビチャ・オシム監督の指導を受けて力をつけた。戦術理解度が高く、対人守備での激しさも魅力で、Jリーグ屈指の若手センターバックとして期待され、2006年には21歳で日本代表デビューを飾っている。 その後、2008年に移籍金180万ユーロ(約2億5200万円)でガンバ大阪へ移籍したが、ステップアップはうまくいかず。Jリーグでの先発は開幕からの2試合のみで、その後はベンチスタートとなり、試合に出ても終盤のみとなってしまった。当然その状況に満足できるわけがなく、同年夏に京都サンガF.C.へ移籍。このときの移籍金が250万ユーロ(約3億5000万円)とされており、ガンバ大阪は70万ユーロ(約9800万円)のプラスとなっている。 水本は、ガンバ大阪にとって戦力としては期待どおりの活躍ができたわけではないものの、財政面では価値のある取引だったと言えそうだ。
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