「先制点が大きかった」 仙台育英・須江航監督 選抜高校野球
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われている第93回選抜高校野球大会は第6日の25日、第2試合から2回戦に入り、仙台育英(宮城)が神戸国際大付(兵庫)を13-5で破り、ベスト8一番乗りを果たした。 【仙台育英vs神戸国際大付の対戦を写真特集で】 ◇仙台育英・須江航監督 (8年ぶりの8強)ここから勝負が始まる。気を引き締めていきたい。 (14安打13得点)上位が機能してくれた。先制点が大きかった。(持ち味の機動力については)前半仕掛けたところで成功しなかったこともあったが、投手対打者の1対1でなく、投手対打者・走者という形になった。とにかく(相手に)足を意識付けしたかった。そこに打線もうまく絡んだ。 松田(隆之介投手)の先発起用は状態が良かったこともあるが、頂点まで駆け上がるには伊藤(樹投手)、古川(翼投手)以外で勝ち上がることが重要だと考えた。とにかく一回り、いけるなら二回りと思っていたが、それ以上に投げてくれ、ちゃんと試合を作ってくれた。90点くらいはあげたい。 相手の阪上(翔也)投手の状態が良くないことは分かっていたが、(1回戦から中5日で)おそらく阪上投手でくるだろうと。縦の変化球がいいので、ストライクゾーンを上げて、ワンバウンドの球を投げずらくしたかった。神戸国際大付は個々のポテンシャルが高く、点差ほど力の差はない。先制点を取って試合の流れが良かった。 ◇島貫丞主将「守備の大切さ感じた」 選手宣誓が終わってから気持ちを切り替えたが、プレッシャーがあり初戦は個人として良くなかった。だが、(初戦からの中5日で)しっかり準備をして結果を残せたので、そこはこだわって準備をやってきた証拠だと思う。 今日は走塁死が多かったが、点差が開いた状態となりチャレンジできたのが良かった。(積極的な走塁で)相手にプレッシャーを与えられたと思う。ヒットにこだわりはなく、走塁で次の塁を狙いたい。中でも盗塁を決められていないので精度を上げなくては。 守備から崩れると相手に流れが出る。守備の大切さは今日の試合を通じて感じた。 打者と走者が一緒に投手に向かっていくことは野球を勝つ上で大事な要素。走者が出たときに、いかに打者と絡んで攻撃できるかが大事だと思う。そんな野球の競技性を理解している選手が多いので、須江先生から教えていただいたことを振り返りながら、自分たちの野球を作っていきたい。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。