【プレビュー】町田が首位として迎える初の一戦。川井健太監督体制3年目の鳥栖をホームで迎え撃つ|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは3月29日から30日にかけて第5節が開催。30日には町田GIONスタジアムでは、町田ゼルビアとサガン鳥栖が対戦する。 ●【週末のヒーローは誰だ】FC町田ゼルビア 谷晃生インタビュー
3勝1分けの無敗で首位に立つ町田ゼルビアと1勝3敗で17位のサガン鳥栖が、町田GIONスタジアムで相まみえる。なお、両チームのリーグ戦での対戦は初顔合わせとなる。 J1の舞台でも町田旋風が止まらない。昨季1年で徹底し磨いてきた力強くアグレッシブなフットボールをJ1初挑戦の今季も貫き通し、ここまで無敗をキープ。ガンバ大阪との開幕戦でつかんだ勝点1を自信に、そこからは3連勝中。名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、北海道コンサドーレ札幌を立て続けに下し、4節を終えた時点では首位に立つ、サプライズを起こしている。 全員が徹底する力強いハードワークと堅い守備はJ1でも十分に通用しており、FKやCK、ロングスローを含めたセットプレーの精度と迫力は満点。相手の長所をうまく消しながら、自分たちのストロングをうまく押し出す戦い方は、J1クラブにとっても脅威になっている。 その中でもエースの藤尾翔太は、ここまで2ゴールをマーク。パリ五輪世代のストライカーは、自身にとっても本格的にJ1でプレーするのは今季が初と言っていいが、その能力と才能を十分に発揮できている。 ここまでの2ゴールはいずれもアウェイゲームで挙げているだけに、今節こそホーム初ゴールを決め、チームを4連勝に導きたい。 対して鳥栖は、川井健太監督が率いて3年目となる今季は、スタイルの浸透も進みいよいよ上位進出を期待されるも、開幕からここまでの出足はよくない。第2節・札幌戦で4ゴールを奪い今季初勝利を飾るも、第3節・サンフレッチェ広島戦では0-4、第4節・セレッソ大阪戦では0-2と失点がかさみ、連敗を喫している。 中途半端な守備では町田のロングボールを主体とした攻撃に飲まれてしまう可能性は残るだけに、この1週間の中断期間で守備の立て直しがどこまで進んだかがポイントになる。 絶対的守護神のGK朴一圭を中心にまずは失点を最小限に食い止めることを前提にゲームを進めていき、勝機を探っていきたい。