269年の歴史を誇るスイス名門ブランド【ヴァシュロン・コンスタンタン】“パトリモニー”20周年を記念限定モデル
ヴァシュロン・コンスタンタンが1957年に発表した時計から着想を得たメゾンを代表するコレクション“パトリモニー”。その誕生から20年目を記念する新作は、2019年にスタートした“One of Not Many(少数精鋭の一人)”のタレントであるフランス人デザイナー“オラ・イト”とのコラボレーションにより実現したワントーンのイエローゴールドモデルだ。 【画像】美しすぎる、光を取り込む同心円が刻まれた文字盤をもっと見る 複雑な問題に対してシンプルな対策を提案することを意味する“Simplexity(シンプレキシティ)”という概念を提唱するオラ・イトは、自身も長年にわたりパトリモニーを愛用しているといい、彼の絶え間なく新しいものを生み出す力と、必要不可欠なものだけに集中するという一貫した姿勢は、今作にも見事に反映されている。
イエローゴールド製の40mmケースに収められたワントーンの文字盤は、その表面の無数の同心円が光を取り込み、円形の幾何学模様が波紋のように広がるデザイン。また、アプライド・インデックス、パール状のミニッツトラック、ダイヤルの湾曲に沿って緩やかにカーブした針によって、イエローゴールドが圧倒的な存在感を放つビジュアルが生み出された。 さらに、6時位置に配された同系色の控えめな日付表示窓、メタリック転写によりサファイアクリスタルケースバックに配されたロゴなど、ディテールが繊細かつレトロなタッチを加え、コレクションを特徴づけるシンプルさを追求した文字盤を実現している。
サファイアクリスタルのケースバックから覗けるムーヴメントは、時分秒と日付を表示する自社製の自動巻き“Cal.2450 Q6”を搭載。審美性と3.60mmの厚さの両立には、ミニット・リピーターを搭載した厚さ3.90mmの手巻きキャリバー1731や、パーペチュアルカレンダーを搭載した厚さ4.05mmの自動巻きキャリバー1120など、ヴァシュロン・コンスタンタンが手掛けてきた超薄型ムーヴメントの開発が活かされているという。 ベルトは、ケースと文字盤の円形とのコントラストを際立たせるバーガンディのカーフスキン製を組み合わせて、ヴィンテージテイストが強調されている。価格は問い合わせ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部