「当時の自分の状況や心情は曖昧でわからない」両親に対する殺人と殺人未遂罪に問われた息子(31)法廷で 検察側は懲役18年を求刑
RKB毎日放送
去年7月、福岡市東区で、父親を刺殺したうえ、母親を殺害しようとしたとされる男の裁判員裁判。検察側は、男に懲役18年を求刑しました。 起訴状などによりますと、無職の蓮山茂被告(31)は去年7月、福岡市東区八田の実家で、父親の胸を包丁で複数回刺して殺害したほか、母親を金づちで殴るなどし殺害しようとしたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われています。 21日福岡地裁で行われた裁判で検察側は、父親の殺害について「肋骨が折れるほどの勢いで刺していて、強い殺意があった」としたうえで、「金づちで母親の頭を殴るなど、命を落としかねない危険な行動」などと述べ、蓮山被告に懲役18年を求刑しました。 一方弁護側は、「父親を刺したのは利き手ではない右手であり、母親が死ななかったのは殺意がなかったから」などと述べ、「懲役6年が妥当」と主張しました。 法廷で裁判長から「最後に何か話したいことはありますか」と問われた蓮山被告は「当時の自分の状況や心情は曖昧でわからない」と改めて殺意について否定しました。
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