「自民党政治を終わらせる歴史的な選挙」 社民党の福島瑞穂党首、雷鳴とどろく沖縄で演説
27日投開票の第50回衆院選が公示された15日、社民党の福島瑞穂党首は沖縄県浦添市内で雷鳴がとどろく土砂降りの雨の中、「この衆院選は自民党政治を終わらせる歴史的な選挙だ」と声を上げた。 【ひと目で分かる】衆院選 石破首相の真の「勝敗ライン」は？ 副党首で前職の新垣邦男氏（沖縄2区）の地元・沖縄で選挙戦を開始した福島氏は、南西諸島の防衛力強化について、「軍事要塞化している。南西諸島を絶対に戦場（いくさば）にしてはならない。基地のない沖縄をつくっていく」と強調。在日米軍の地位を定めた日米地位協定を見直すべきだとの考えを示し、「沖縄で社民党が勝たなければ、それは沖縄の人たちが辺野古の基地建設を認めていくことにほかならない」と力を込めた。 このほか、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を批判。3年間の消費税ゼロや企業の内部留保に課税すると訴えた。 米軍普天間飛行場（同県宜野湾市）など米軍関連施設の多い沖縄2区は15日午前9時半現在、自民党前職の宮崎政久氏（59）のほか、日本維新の会や参政党の新人らの計5人が立候補を届け出ている。
