4月から大学生になった娘の夕食は毎日”サバ缶”。「節約のため」と言うけど栄養面が心配です…
食卓であと一品欲しいときに活躍する缶詰ですが、 日常的にストックしているという方も多いでしょう。 みそ煮・しょうゆ味・オリーブオイル漬け・水煮などさまざまな種類があるサバ缶は、手軽で栄養価が高く、人気のある缶詰のひとつです。 今回は「大学生の娘が節約のために毎日夕食にサバ缶を食べている」場合の栄養面について問題ないかを詳しく解説していきます。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
サバ缶は栄養価が高い節約食材
農林水産省によると、サバには、コレステロールや中性脂肪を減少させる効果が期待できるDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。 さらに血液をさらさらにする働きが期待できるEPA(エイコサペンタエン酸)や、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれており、健康によい栄養素を手軽に取ることができます。 サバ缶ひとつあたりの価格はおよそ200円~300円です。独特の風味が人気のサバ缶は、検索するとたくさんのアレンジレシピが出てきます。 サバ缶を夕飯のおかずにした場合、調理の必要がなく手軽なうえに、スーパーのお惣菜を買うよりも安く済むかもしれません。サバ缶は食費の節約もできて、栄養価の高い食品といえるでしょう。
夕食のおかずをサバ缶にするとどれだけ節約できる?
総務省統計局の「家計調査 家計収支編2023年」によると、34歳以下の女性単身世帯における1ヶ月の全体の食費が3万3157円ですので、夕食費を全体の3分の1と仮定すると、約1万1052円です。 サバ缶1つを200円として、毎日夕飯にサバ缶を食べた場合約6000円かかります。 また前述の「家計調査」において、34歳以下の女性単身世帯における1ヶ月のお米の支出額は160円であり、こちらも夕食費分が全体の3分の1と仮定した場合、1ヶ月約53円です。毎日夕飯に白米とサバ缶1つを食べた場合の食費は、1ヶ月約6053円となり、平均よりもおよそ5000円の節約が期待できるでしょう。 ただし、サバ缶以外におかずを食べる場合は上記よりも費用がかかるため、大幅な節約にならない可能性もあります。