【インドネシア】東洋エンジ、西ジャワの地熱発電所建設受注
東洋エンジニアリングは24日、インドネシア子会社のインティ・カルヤ・プルサダ・テクニック(IKPT)が、同国の地熱発電事業者スター・エナジー・ジオサーマルから西ジャワ州のワヤン・ウィンドゥ地熱発電所第3号機(容量30メガワット)の建設プロジェクトを受注したと発表した。 スター・エナジー・ジオサーマルと9日に契約を調印した。受注額は非公開。 同社は、複合企業バリト・パシフィック・グループ傘下の再生可能エネルギー発電事業持ち株会社バリト・リニューアブル・エナジーの子会社。IKPTはEPC(設計・調達・建設)を一括で受注した。2026年の完工を予定している。 ■東芝エネは発電設備を受注 東芝エネルギーシステムズ(川崎市)は24日、IKPTからワヤン・ウィンドゥ地熱発電所第3号機の蒸気タービン・発電機1セットを受注したと発表した。スター・エナジー・グループが運営する地熱発電所向け機器を受注するのは初めてという。 東芝エネルギーシステムズはこれまで、インドネシア最大級の地熱発電所であるサルーラ地熱発電所やパトハ地熱発電所1号機向けに大型の地熱発電設備を納入しており、同国の地熱発電所向けに納入した発電設備は、蒸気タービン6台(合計311メガワット相当)となる。