南野陽子らが京都・舞鶴市で稲刈り 全国的な米不足に「新米が早く届いてほしい」
歌手で女優、南野陽子(57)ら音楽アーティスト5人が4日、京都府舞鶴市の東北部に位置する室牛(むろじ)地区で、地区住民らと一緒に稲刈りを行った。地元の大浦小学校の4~6年生、23人も参加し、交流を深めた。 音楽プロデューサーの宗本康兵氏(40)が2021年、舞鶴市を訪れた際に米作りをしたいと要望し、知人に相談したのがきっかけ。宗本氏が南野ら音楽仲間に声をかけ、22年から米作りを開始した。3年目となる今年は、5月にももいろクローバーZの玉井詩織も参加して田植えを行った。 この日はアニソン歌手のきただにひろし、ゲスの極み乙女のベース、休日課長、歌手の中孝介も参加。稲穂が豊かに実る1200平方メートルの田に横一列に並び、鎌で丁寧に刈っていった。鹿児島・奄美大島出身の中は「子供のころにやっていたさとうきび刈りと同じ」と慣れた手つき。3度目の南野は初めて参加した子供たちに、「根元から切るようにね」とアドバイスしていた。 半分を刈り終えると、残りはアーティストが指導を受けながら、コンバインを運転して刈り取り。宗本氏は「倒れている稲もあったので、ゆっくりやらないといけなかった。食べるのが楽しみですね」。〝アニソンの帝王〟きただにも「天気もよくて気持ちよかった。本当にいい経験ができた」と大粒の汗を流していた。 台風10号の影響も心配されたが、南野は「稲が全部倒れてるんじゃないかなとか心配でしたけど、稲が耐えて頑張ってくれてたんでよかったです」とホッとした様子。全国的に米が品薄状態が続いているが、「どこにもお米がないって言われてるんで、(新米が)早く届いてほしいですね。米離れとも言われているので、新米を食べてもらって、お米のおいしさを知ってほしい」と訴えていた。