【広島】新井貴浩監督「配球をガラッと変えてきた」1失点完投を許した阪神・村上頌樹に5連敗
◆JERAセ・リーグ 広島1―7阪神(30日・マツダスタジアム) 広島は、秋山翔吾外野手が歴代9位タイの22本目の初回先頭打者本塁打を放ちながら、逆転負けを喫した。 秋山の先頭弾は西武時代の19年8月4日以来5年ぶりで、初球弾は同7月27日以来2度目だった。リードオフマンに待望の今季1号が出たが、新井監督らが4番に座った15年以来9年ぶりに、4番打者が本塁打0のまま4月を終えた。主砲不在の打線が1失点完投を許した村上には、昨季からポストシーズンを含めて5連敗となった。 先発・床田は結果的に6回3失点にまとめたが、自己ワースト更新の6四死球(申告敬遠2つを含む)と制球に苦しんで自身3連勝ならず、今季2敗目。チームは、本拠地マツダでは4月7日の中日戦以来6戦ぶりの敗戦で阪神戦3連勝を逃し、再び借金1となった。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。 ―床田投手は制球を含めて本来の姿ではなかった 「調子はあまり良くなかったと思うけど、しっかりゲームをつくってくれた。さすがだなと思って見ていました」 ―打線が援護したかった 「(秋山の先頭弾を含めて)ヨーイドンで速い球をパン、パンって捉えて、相手もガラッと配球を変えてきた。そこは、また自分が考えたいなと思います」 ―初回先頭弾の秋山選手について 「間違いなく状態は上がって来ていると思うね。前の前のカードぐらいから、しっかりと速いボールも捉えている。いい感じだと思います。今日もナイスバッティングだったと思います」 ―村上投手に対して被打率1割3分7厘の左打者(右打者は2割6分3厘)を7人並べた 「数字的にはね。もちろん被打率的には結構、差があるというのはこっちも分かっているけど、うちは左バッターにいいバッターが多いから」 ―投手陣は計10四死球だった 「そこは、あえて自分が言わなくても各自が分かっていると思う。また次の登板に向けて、各自が修正して臨んで欲しい」
報知新聞社