歴史的建造物を巡ろう 山形大生が企画、16と17日イベント
山形市中心部などの歴史的建造物13カ所を巡って魅力を再発見する「やまがたたてもの文化祭」が16、17の両日開かれる。山形大人文社会科学部4年相内一翼(あいないかずと)さん(22)=青森県出身、山形市在住=が昨年に続き企画し、今年は見学できる施設数が増えた。卒業後は県内での就職を予定し、「イベントを継続していきたい」と意気込んでいる。 明治―大正期の建物好きという趣味が高じて、京都で開催されていた同様のイベントからヒントを得て、昨年初企画した。反響が大きかったため、今年も開催を決めた。各施設に直談判し、普段は内部を公開していない旧西村写真館など3カ所が見学先に加わった。 対象施設は他に旧吉池医院、のし梅本舗佐藤屋蔵座敷、山形六日町教会、山形カトリック教会、山形聖ペテロ教会、明善寺、旧山寺ホテルなど。公開日時は施設によって異なり、同文化祭の公式交流サイト(SNS)で発信している。関係者が説明する施設もある。
同学部の小幡圭祐准教授も相内さんの奮闘を知り、盛り上げに一役買おうと対象施設を含めた街歩きイベント「鉄筋コンクリート建築と山形」を17日に開く。参加無料、申し込み不要で、希望者は午前10時に文翔館に集合する。相内さんは「地域で文化財を支えるきっかけにしたい」と話している。相内さんへの問い合わせはメールでy.tatebunn@gmail.com