マンU次期監督、トゥヘル氏が本命! テン・ハグ監督はFA杯優勝できなければ解任確実
イングランド・プレミアリーグのマンチェスターUが、次期監督候補として今季限りでバイエルン(ドイツ)勇退が確実視されているトーマス・トゥヘル監督(50)をリストの筆頭にピックアップしていることが24日までに明らかになった。 英高級紙「ザ・ガーディアン」によると、昨年末にクラブの25%株を取得し、マンチェスターUの人事権を握ったジム・ラトクリフ共同オーナーは、25日にウェンブリー・スタジアムで行われるFA杯決勝の結果でテン・ハグ監督の去就を決断し、宿敵マンチェスターCを破れば残留、負ければ更迭するという。 同杯決勝に敗れた場合、世界最古のカップ戦勝者に与えられるヨーロッパ・リーグの出場権を失い、今季のリーグ戦を8位で終えたマンUは来季の欧州戦に参加できなくなるという状況となり、ラトクリフ共同オーナーの決断も当然との見方が大勢を占める。 また、リーグ8位は近年のモイーズ政権1年目の7位を下回り、1989ー90年以来の不振。奇しくもこの年、アレックス・ファーガソン監督率いるチームがFA杯を優勝。このカップ戦勝利がなければ、8位の低迷でファーガソン監督の解任が確実視されたという。 テン・ハグ監督にとっては、今回のマンCとの決勝に勝利し、その後に黄金期を築いた34年前のファーガソン監督の再現を狙いたいところ。イングランド史上初となるプレミア4連覇を果たした最強チームを相手に勝利はつかめるのか。優勝の行方が、来季のマンUの監督人事を決めることになりそうだ。
報知新聞社