夫婦で年金額は「月23万円」だけど「賃貸」で暮らすのは厳しい? 老後に必要な支出をもとに解説
まとめ
2024年度の老齢年金支給額が2.7%引き上げられることが公表されました。妻が専業主婦、夫が平均年収約530万円で40年間就業した夫婦の場合、年金支給額は約23万円となります。夫婦の年金受給額が23万円台になったことは喜ばしいことですが、税金や社会保険料の支払いによって実際の手取りは20万円を切ります。 この場合、セカンドライフを賃貸で暮らし続ける生活は楽とはいえないでしょう。都営住宅に入居できた場合には、手頃な金額のエリアや賃貸住宅を選べば支出平均に近い1万7000円程度で済みます。しかし、一般のアパートなどに住むとなると、同じエリアのワンルームでも6万円以上かかる可能性が高く、節約に励んだり、賃貸に住み続けるための貯蓄をしたりしておくことが必要です。 出典 厚生労働省 令和6年度の年金額改定についてお知らせします 総務省 家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要 東京都住宅政策本部 申し込み方法、使用料(賃料)、申し込みから入居まで 執筆者:古澤綾 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部