小樽の新名物なるか 海鮮とパンを合わせた「すしパン」 この春から販売 開発した狙いとは?
STVニュース北海道
小樽の新しい名物が誕生しそうです! 北海道小樽市で、海鮮とパンを掛け合わせたある新商品が販売されています。 ホタテやサーモンがのったこの食べ物は一体何でしょうか? 大きなホタテと色鮮やかなイクラがのった…お寿司?かと思ったら、具がのっているのはよく見ると白いパンです。 サーモンやエビなどものったこの食べ物は… お寿司とパンがコラボレーションした、名付けて「すしパン」です! 販売しているのは、小樽市内で障害者の就労支援事業所やグループホームを運営する法人です。 すしパンは、シャリに見立てた米粉のパンの上に道産の魚介類をのせた創作パンの1つ。 今年の春から販売がはじまり、徐々に注目され始めたということです。 (買いに来た人)「興味があって食べてみたいと思って楽しみにしています」 (買いに来た人)「海鮮自体もおいしいんですけど、パンの上にのっているというのが新しくて、パンと魚介でおいしいですね」 (坪田カメラマン)「ふっくらしたパンの食感とホタテ・イクラがよく合います。お寿司とはまたちょっと違った風味が楽しめてとてもおいしいです」 すしパンは製造から販売までを障害者就労支援事業所の利用者が行っています。 新名物として小樽の観光振興を目指すほかに、販売を通して障害者の経済的自立の足掛かりにするのが目的です。 (トゥー・トゥー 秋田学社長)「(障害者の)時給が全国平均250円を切っているという現状があります。小樽の海鮮のものを活かしてみなさんに価値のあるものを提供できないかと試行錯誤繰り返した結果、このすしパンが誕生しました」 小樽を活気づけ、障害者の就労支援にも繋げる「すしパン」。 今後は販路の拡大や働く場を増やそうと、キッチンカーの導入を目指しているということです。