雨中の接戦を制したサガン鳥栖U-12が3年ぶり5度目の九州制覇!《JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN九州》
▼試合後コメント
■荒木亮次監督(サガン鳥栖U-12) 別府FCミネルバさんがしっかりと後ろを固めて守備から入るような戦術を採っていたので、自分たちがどう効果的にボールを運び、崩していくかがメインのポイントでしたが、簡単にボールを打ち込んで相手にボールを渡してしまうシーンも多かったです。ハーフタイムに整理をして、空いているサイドの手前でボールを握って相手を外に誘い出し、その裏のスペースを取っていくようにした結果、得点に繋がりました。全国決勝大会に向けては総合的な底上げが必要で、今大会にレギュラーで出ていた選手にもやるべきことがたくさんありますし、そこに食い込んでくるような選手たちとしっかり競争できるような環境を整えていきたいと思っています。 ■児玉啓明(サガン鳥栖U-12) 決勝は、自分がゴールを決めて勝利に導きたいと考えながら臨みました。チャンスでなかなか決められずにめっちゃ焦っていましたが、ゴールを決めることができてめっちゃうれしかったです。得点シーンは、ボールを受けてからターンでかわして、カバーの選手もターンでかわしました。絶対にカバーが来ると分かっていたので、うまくかわせればいい形になるな、という感じでした。全試合で1得点以上できたので良かったです。全国決勝大会では、個人としては6得点、チームとしては優勝したいです。スピードに乗って裏を取ってそのまま突破するプレーと、ボールをもらって、この体格を生かしてターンしていくプレーが得意なので、それを見せたいです。 ■小野修太郎コーチ(別府FCミネルバU-12) 他の大会でもいい結果を残してきたので、この大会でもチャンスはあるんじゃないかと思っていました。予想よりも周りが強くて苦戦しましたが、子どもたちが苦しい練習に耐えてきてくれたのでここまで進めたと思っています。本来は2タッチ以内で簡単に運び、ペナルティーエリアでは自由に仕掛けさせるスタイルなんですが、サガン鳥栖にそれをやると絶対にやられてしまうと思ったので、ハーフラインまで引かせました。この代は幼稚園生の頃から大切に育ててきて、実力が拮抗している16人をそろえることができます。どの選手も実力があまり変わらないという層の厚さがあるので、全国決勝大会でも戦えなくはないかな、というのが本音です。 取材・文=池田敏明
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