16ミリフィルムに絵を描いて上映してみると!?子どもたちが映画づくりを体験
机の横幅1列分のフィルムがおよそ30秒。6列あるので180秒=3分の映像をみんなで作り上げます。 参加者: 「間違えたときはどうすればいい?」 石川さん: 「もう、このまんま。間違えちゃったのはそれはそれで面白いので」 石川さん曰く、フィルムについたホコリも上映すると作品の味になるんだとか。
1グループで担当するのはおよそ10秒分。なんと240コマにもなるんです。 親子で絵を分担したり一人で黙々と描いたり。 参加者: 「ポップコーンの焼く前のが、 焼いてポップコーンになった感じ」 あっと言う間に1時間が経ちました。 石川さん: 「特殊な(テープ)セロテープじゃないんですよ」 お絵描きが完了したフィルムを繋げていきますが、ギリギリまで描き続ける子も。
それぞれの作品が1本のフィルムになりました。映写機にセットしていよいよ上映です。 現在の主流はフィルムを使わないデジタル上映。フィルム作品の上映は大人には懐かしく。子供たちには新しい体験です。
最後は舞台に上がってスクリーンに自分の影を映したり踊ったり。参加者も作品の一部に。 姉弟: 「絵を描いてる時が楽しかった」 「みんなの作品も見れてこんなに長くて面白かったんだなって思いました」
石川さん: 「自分たちが映す映画を見に来てほしいし、映画館にもたくさん行ってほしいですけどきょうも何のことかよくわからずに来てくれて、やったらすごく楽しかったとか見たら面白かったと言ってくれたので、それがそういうものに繋がれば」
上映が終わると自分が描いたフィルムを持ち帰る子供たちも。 女の子: 「最後時間切れでここ空白になっちゃって、もうちょっと時間欲しかったです。またあったらしたいと思う」 女の子: 「自分やみんなが作ったのを映画みたいにしてるのが一番楽しかった」 みんなで作った3分間が夏休みの思い出の1コマになりました。