【全米女子プロ】畑岡奈紗、予選落ち確定 古江彩佳、山下美夢有とのパリ五輪代表争いから脱落
<米女子ゴルフツアー:全米女子プロ選手権>◇第2日◇21日◇米ワシントン州サハリーCC(6731ヤード、パー72) 【最新スコア】全米女子プロ選手権 畑岡奈紗(25=アビームコンサルティング)が74の通算7オーバーで86位タイに沈み、予選落ちした。 2大会連続となるパリ五輪(オリンピック)代表の座を古江彩佳、山下美夢有と僅差で争っていたが、脱落。日本勢の2番手を競った中、世界ランキング21位の自身だけ通過を果たせなかった。同22位の山下が3打差6位、同20位の古江が7打差の23位タイで通過。日本からのパリ行きは2人と見込まれる中、極めて厳しい状況に追い込まれた。 畑岡は前戦ショップライトLPGAクラシックで、第2ラウンド開始前に失格処分を受けていた。4位で終えた前日の第1ラウンドで「誤所からのプレー」により重大な違反が認められたため、と米女子プロゴルフ協会(LPGA)から説明があった。 問題となったのは9番の第2打で、茂みに入り、球を見つけ出してからアンプレアブルを選択。しかし、競技後の映像確認で球を探す時間が規定の3分を超えていたことが判明した。本来は第2打を打った地点から打ち直さなければならない。結果的に「紛失球」でプレーした上に9番が最終ホールだったため、スコア提出前に誤りを訂正せず、失格が決定。パリ切符レースにも影響が出た形となった。 この日は2打差4位から出た渋野日向子(25=サントリー)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算4アンダー140の2打差3位タイとした。 ◆パリ五輪への道 6月24日付の世界ランキングに基づく五輪ランキングで出場60人が決まる。各国上位2人に出場権が与えられ、世界ランキング15位以内に3人以上いる国は最大4人まで出場権を得る。