乗れば分かる「かっぱえびせん」 ラッピング電車1日5、6往復 車内で歴代パッケージやキャラクター紹介 広島電鉄
広島発祥の菓子製造大手カルビー(東京)は5日、「かっぱえびせん」の発売60周年を記念するラッピング電車の出発式を広島市西区で開いた。広島電鉄(中区)が来年2月まで広島駅―宮島口駅を1日5、6往復する。 3両編成で、側面に60周年のキャッチフレーズ「このえび、とーまれ!」を大きくデザインした。車内には、歴代パッケージの写真やキャラクターの説明を3月初旬まで展示する。 広電西広島電停であった出発式で、中四国支店(南区)の安冨隆幸支店長は「カルビーが広島発祥の企業だと広く知ってほしい。私も今年ちょうど60歳になるので感慨もひとしお」とあいさつした。 かっぱえびせんは1964年発売。創業者で南区生まれの故松尾孝氏が、子どもの頃に好物だった小エビの天ぷらをヒントに考案した。1日約53万袋を生産するヒット商品となり、広島工場(廿日市市)は西日本向けを担っている。
中国新聞社