ワインだけではありません。醸造所は250カ所以上人気高いNZクラフトビール
機内での食事を済ませ、入国審査カードを記入しようとペンを取った。書き進めると持ち込み物のチェック項目がいつもより細かいことが気になった。 動物性でもない加工食品から、土が付着していそうなシューズ、キャンプ、ゴルフ用品など。機内でも提供された食品は持参せず機内に残しておいてくださいとのアナウンス。牧畜国だからか検疫が厳しいのかと思ったが、そのためだけではなさそうだ。 ニュージーランド、とくに野生の動物が多く見られる南島のオタゴ、サウスランド地方に向かった。
ニュージーランドは世界的にも評価の高いワインの産地だが、ビールも人気が高い。現在国内には250軒以上の醸造所があるという。ここ数十年、クラフトビールの人気が高まり、男性だけでなく女性にも人気が高まっているという。 ちょうどラグビーの国際試合のあったその夜、大型モニターを囲むスポーツバーでは、お気に入りのビールを片手に、地元チームを応援するサポーターで賑わっていた。 (2017年6月撮影・文:倉谷清文) ※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<野生動物との共存ニュージーランド> 倉谷清文第6回」の一部を抜粋しました。