<CS速報>ソフトバンクが4-1の逆転勝利でファイナルS進出決定!
試合後、お立ち台に呼ばれたのは、同点タイムリーを放った明石と決勝タイムリーの本多の2人。 まずは、明石が、4回の場面を「ランナーを返すだけ、後ろにつなぐだけという気持ちだった。粘っている間に感覚がよくなってきてヒットを打つことができた。石川もコース、コークに来て、変化球も良かった。でも自分に対する球というか、それを見極めることができて、あのタイムリーにつながった」と振り返った。 ーー明石さんがチームのムードを変えたのでは? 「そう言ってもらえると嬉しい。昨日の試合もいい雰囲気を作ってくれて、今日は僕が出たけれど、昨日の試合の延長で僕が良かっただけ。チームメイトに感謝したいです」 ーー次はファイナルステージ。 「キャンプ前からV3を目標にやってきたので、札幌でも全勝できるようにがんばりたいです」 明石の次にインタビューを受けたのは本多。 本多は「その前の2打席がとんでもない凡退だたのでドキドキしていた。高め、高めと言い聞かせて、打席に入っていました。(塁上では)本当の笑顔が出ました。プレッシャーがある中、監督、コーチ、ファンの方々と、いろんなドキドキがあったと思いますが、2戦を勝ち抜けた。皆さんの応援が力強かった。ひとつの守備、ひとつの犠打、ピッチャーがひとつのアウトをとることの大切さ、僕の「タイムリーよりも、ひとつひとつのプレーが勝利につながったと思います。ファンの方々の後押しで一体感を感じました。札幌では、ビジターですが、必ず勝ち抜いてこここに帰ってきます」と雄弁に喜びを表現した。 ファイナルステージへの進出を決めたことで続けて工藤監督のインタビューも場内で行われた。 工藤監督は、「選手たちが、よくがんばってくれた。なにより多くのファンの方々に囲まれて、熱い思いを届けていただいた。本当にありがとうございました」と第一声。 そして「昨日もホームランで先制されました。昨日と同じパターンだな、これは逆転できるなあと思っていました。この緊張する試合のなかで、おのおのが持ち味を出して、うちらしい一致団結、つなごうという気持ちが出た試合だったと思います」と続けた。 ーー継投も見事でした。 「いい調整をしてくれたおかげで思い通りに継投ができました」 ーーリーグ優勝を逃した後の切り替えは? 「3連覇は逃しましたが、選手は1年間、がんばってくれました。ここヤフオクで戦うかぎり、勝つんだ、負けないんだ、その強い気持ちは持つように、ホークスらしい、明るく、元気で、全員が熱男になって戦うことだけを考えていました。(その気持ちに)120パーセント、選手が答えてくれたと思います」 ーー柳田、今宮も復帰しました。 「柳田君、今宮君も、まだ万全じゃないんですが、しっかりと、うちのベストメンバーが揃ったことで相手にもプレッシャーはかかったと思います」 ーー次はファイナルステージで日ハムと戦います。 「本多君が言ったように、ぜひ勝って、日本シリーズに進みたいと思います。熱い思いを札幌まで届けてください、よろしくお願いします」 工藤監督は、そう結んで、もう一度、帽子を脱いでファンに頭を下げた。