イベントに出席した左から山口馬木也、冨家ノリマサ

俳優の山口馬木也（51）、冨家ノリマサ（62）が14日、東京都内で行われた映画「侍タイムスリッパー」（安田淳一監督）の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。 同作は、安田淳一監督の自主制作映画で、8月に一館のみで封切られると大反響を呼び、全国172館の映画館で拡大公開。武士が落雷により現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、斬られ役として生きていく姿を描いたコメディーだ。 この日、劇中衣装で登壇した主演の山口は「この扮装（ふんそう）をすると思い出します。いろんなことを」と目を細めると、冨家は「裏でもみんな、はしゃいでいました」と満面の笑み。 SNSでの反響も届いているといい山口は「僕はSNSが疎くて、でもみなさまのXでのご意見を見て、毎日寝不足の日々を過ごしています」と感謝。冨家は「2カ月前に1館から始まった映画がここまで来られたのは、皆さんの口コミがあったから。人の力ってこんなにすごいんだなと思いました」と異例の大ヒットを噛み締めていた。 次の展望について聞かれた安田監督は「トム・クルーズさんにこの映画をリブートで撮ってほしい。ハリウッドに行きたい」と意気込み。冨家は「僕はどの賞でもいいので山口馬木也に主演男優賞をとってほしい。本当に馬木也のたたずまい、姿勢にほれてまして、この馬木也になんとか賞を。そして僕に助演男優賞を…」とちゃっかり宣言し、笑わせた。