【陸上】箱根駅伝“山の神” 今井正人が引退! 日本選手権クロカンでラストレース マラソンでも結果残す
トヨタ自動車九州は2月21日、所属する今井正人が2月25日の第107回日本選手権クロスカントリーを最後に現役を引退すると発表した。 【箱根駅伝】“山の神”今井正人「1年生の時に澤木先生から…」見抜かれた山上りの素質 現役続ける今もモチベーションの一つ 今井は福島県小高町(現・南相馬市)出身の39歳。小学生の頃から野球少年だったが、小・中学時代では野球部に所属しながら駅伝で活躍し、都道府県対抗男子駅伝にも出場した。 原町高に進学して本格的に陸上部へ。2年時には世界ユース選手権3000mに出場すると、都道府県対抗駅伝を5区区間新と快走を見せた。3年時のインターハイ5000mでは日本人2番手の5位と華々しい成績を残す。 順大に進学後、箱根駅伝では1年時に2区を務めて区間10位。2年目からは3年連続で5区を務めて区間賞を獲得し、3年時に往路優勝、主将を務めた4年目は総合優勝に貢献した。3年連続で金栗杯を獲得し、実況アナウンサーから“山の神”と称され、その後、箱根5区で快走する選手の称号ともなっている。 卒業後は目標だったマラソンに挑戦し、2015年の東京マラソンで日本人トップを飾り同年の北京世界選手権代表に選出された。大会直前に髄膜炎と診断され無念の欠場。2019年、23年には五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)に出場している。マラソンの自己記録は2時間7分39秒(15年東京)。 今後について、トヨタ自動車九州はSNSで「指導者として後進の指導にあたる予定です」としている。
月陸編集部