エプソンの解析技術 松本山雅のパフォーマンス向上に活用
サッカーJ3の松本山雅は26日、1次キャンプ地の和歌山県串本町でトップスポンサーのセイコーエプソン(諏訪市)の技術を用いた体力テストを行った。トップチームでは今季初めて導入する取り組みで、テスト結果を生かして選手のパフォーマンス向上に生かす。 【写真】エプソンの運動解析システムを用いたテストのシャトルランに取り組む松本山雅の選手
トップチームキャンプで初導入
エプソンの運動解析システム「エム・トレーサー」を活用した小型GPS端末を利用。選手たちは端末を背中に装着して30メートル走、反復横跳び、シャトルラン(10メートル×3回)、垂直跳びを行った。スピードやタイムだけでなく初速や最高速度、体の傾きや上下左右の動きなど、詳細なデータを計測できる。 クラブによると、エム・トレーサーを活用した体力テストは2年前から松本山雅U―12(12歳以下)で試験的に導入。今年4月から一部のスクールでも実施を検討している。 トップチームでは定期的にテストを実施し、データを基に選手個々のパフォーマンス向上、故障予防や回復に向けた取り組みに生かす。GK大内は「体のバランスや体重移動の詳細なデータを生かして課題克服ができれば、プレーの安定感にもつながると思う」と期待していた。