斎藤工が目撃した、稲垣吾郎の“凄まじい表現”「リリーさんと伊藤沙莉さんとずっと“すごかったね”と話していた」
斎藤さんの“素”が垣間見えるシーンも
ーー新しい風が吹き込まれたんですね。 「そうですね。season1,2もゲストの方が持ち込んでくれたもので物語がドライブしていきましたが、今回は今まで経験にないくらいそのうねりが大きくなっていったなと感じました。とにかく“すげえな、稲垣さん!”です」 とても楽しみにしています。ーーと取材を終えたあと、筆者の知人が10年以上前に居酒屋で斎藤さんと偶然会い、会話したことを伝えた。居酒屋のシーンと同じく、話は転がり続け話題が豊富で楽しかったと言っていた、ということを付け加えると……。 ーーだからさきほどの「斎藤さんの話が長いシーンは素」という話を聞き、点と点が繋がった感覚でした。 「えー! すげぇイヤな点と点! 繋がってほしくない! 警戒します(笑)……」 ーーいえ、より好感度が上がったと言っていました。 「本当ですか……? ちなみに、当時よりも今のほうがもっと話が長くなったんですよ。退化していくんですよ。そういうジジイにはならないと思っていたけど、悲しいかな、自分もそうなってしまった。でもその悲しみもうまみになっていくのが年齢を重ねるということなんですけどね」 最後までサービス精神たっぷりに話してくれた斎藤さんの“素”も魅力的に映し出される作品、期待しかない。 ジャケット 138,600、シャツ 60,500、パンツ 83,600(以上全てヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム 03-5463-1500) スカート、靴 共にスタイリスト私物 さいとう・たくみ 01年に俳優デビュー。主な出演作にドラマ「海に眠るダイヤモンド」(24)、映画『シン・ウルトラマン』(22)『碁盤斬り』(24)など。映像制作にも積極的に携わり、『blank13』(18)で長編監督デビューし国内外の映画祭で8冠を獲得。監督以外にも先日公開したドキュメンタリー映画『大きな家』、ハリウッド映画『When I was a human』(公開日未定)では企画やプロデューサーを務めている。被災地や途上国での移動映画館「cinma bird」主宰、撮影現場託児所プロジェクト、白黒写真家など、活動は多岐にわたる。 有山千春
有山千春