20年ぶりの新札は“世界初”偽造防止技術も 「旧紙幣が使えなくなる」誤情報、詐欺に注意
新紙幣に盛り上がる機運の一方で日銀が注意喚起も
20年ぶりの新紙幣発行まで1か月となり、徐々に機運も盛り上がっている。新紙幣関連の展示も行われている東京・中央区の「日本銀行金融研究所貨幣博物館」には、外国人を含む多くの見学者が連日訪れている。また、ネット上では開運グッズとして、新紙幣のレプリカも一足先に販売され、出回っている。 一方で、日銀は、新紙幣発行に伴う注意喚起も行っている。ひとつは、「特定の記番号(※)の銀行券は入手できない」こと。もうひとつは、「従来の日本銀行券が使えなくなることはありません。『つかえなくなる』といった誤情報や詐欺行為にご注意ください」というものだ。 ※お札(銀行券)に印刷されているアルファベットと数字 「旧紙幣が使えなくなるかも?」と思っている人は意外に多いかもしれない。それについて日銀は、「現在発行している種類の他、すでに発行されなくなった種類を含め、現在、22種類の銀行券が有効です」としている。具体的には1万円札なら昭和33年に発行された聖徳大使版、1000円札なら昭和25年発行の聖徳太子版でも有効だ。心配は無用だろう。
弁護士JP編集部