ラウンドガールが交通事故で病院へ搬送、女子レフェリーと一般客が代役の奇跡!
前代未聞といってもいい珍事が起こった。11月9日(土)、東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で行われたセンチャイムエタイジム主催のムエタイイベント『MuayThaiOpen 49(ムエタイオープン)』において、ラウンドガールが会場へ向かう途中で交通事故に遭遇し病院へ搬送。急遽、女子レフェリーと観客がラウンドガールを務めることとなったのだ。 【フォト】女子レフェリー、一般客のミニのラウンドガール姿! ムエタイオープンが行われた会場に、「本日のラウンドガールですが、会場へ向かう途中で交通事故に遭ってしまい、病院へ搬送されたとの連絡が入りました」と衝撃のニュースが伝えられた。 そして、さらに驚いたのがレフェリーをするために会場へ来ていたPIRIKA(ピリカ)とRIKA(りか)や一般客がその代役を務めたのだ。 ちなみにPIRIKAはミネルヴァアトム級王者で2012年にキック王者の羅紗陀と結婚して、現在はPIRIKA PT GYM代表を務めている。RIKAは元WMC世界王者他3タイトル獲得したムエタイ世界王者で、センチャイムエタイジムのセンチャイ会長の愛娘だ。ともにLPJ公認レフェリーとして、今回の大会に参加していた。 大会は第1試合から白熱の試合が続き、レフェリー・ジャッジをしていたPIRIKAとRIKAが、交互にラウンドボードを持って登場し立派にやり遂げていたが、レフェリーやジャッジを担当する際ラウンドガールはできないため、ジム関係者の知り合いの観客をスカウトしたのだ。 なんと、これを承諾して一般客が私服姿のままラウンドガールをするこに。急の依頼ながら、堂々とラウンドボードを掲げてリング上を歩く姿に感動するファンも。窮地の大会を救ったのは、ムエタイ王者の女子レフェリーや一般客たちだった。大会は無事に終わり、センチャイ会長は胸をなでおろしていた。 ちなみに病院へ搬送されたラウンドガールは、命に別状はなかったとのこと。この奇跡のような連携が、今回のムエタイオープンを成功に導くこととなった。