特殊詐欺などの被害防止へ全力を…鳥取県警が年頭点検 本部長の訓示受け犯罪撲滅へ気持ち新たに
山陰中央テレビ
年の始めに警察官の装備などをチェックする恒例の年頭点検が、8日に鳥取県警察本部で行われ、増加する特殊詐欺への対策などに向け改めて気を引き締めました。 鳥取県警本部の玄関前に警察職員や幹部など約100人が参加して行われた2025年の年頭点検。野村朋美本部長が、整列した警察官に向かい拳銃などの携帯する装備や服装を点検しました。 このあと本部庁舎内に移り野村本部長が訓示しました。 鳥取県警・野村朋美本部長: 今年はぜひそれぞれの現状、立場、考えを発信し、共有し、議論しながら今まで以上に一致協力して課題に取り組む組織にしていく。 鳥取県内では2024年の特殊詐欺が過去最悪となる76件発生し、被害額は2年連続で1億円を超えてしまいました。加えて特殊詐欺には含まないSNS型投資・ロマンス詐欺も41件と前年の3倍以上に急増し、被害額は6億2800万円余りにのぼっています。 野村本部長はこうした詐欺被害の防止をはじめ、増加した交通死亡事故への対策や夏に行われる参議院選挙への対応などに全力を挙げるよう訓示しました。
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