【漫画】娘の発語遅れに母親が暴走…完璧主義の毒親に育てられた女性の育児漫画に「早く解放されてほしい」「普通はすばらしい」と反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、身近にある問題をやわらかな絵でドキリと伝えるツムママさんの『完璧至上主義の毒親に育てられた女の子の話』をピックアップ。 【漫画】普通はダメ?完璧を求める母親の狂気…毒親の連鎖に苦しむ女性の葛藤に「マンガでもつらい」の声 作者のツムママさんは8月24日にX(旧Twitter)に同作品を投稿したところ、多くのいいねと反響コメントが寄せられた。この記事では、ツムママさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。 ■娘の発達の遅れに焦る母の暴走 主人公は2歳の娘をもつ専業主婦のペキ子。完璧な子育てを徹底し、1歳になる前から子供によいと言われることは全てやってきた、いわゆる完璧主義の女性だ。当然自分の子育てに間違いはなく、夫に何を言われようが完璧な母だと自負している。 しかし手間と愛情をかけて育てた愛娘は2歳になっても言葉を発しない。もうすぐ2歳児検診を控えているというのに焦るペキ子。親友の子供はもう喋っているのに、習い事や幼児教育に力をいれている自分の娘が喋れないわけがない…。焦りと不安。そして完璧なはずの私は誰かに相談して助けを求めるなんてできるはずもなく、夫の助言も耳に入らない。 「自分の娘がなぜ」不安を抱えながらそれでも「完璧でなければ」と完璧にこだわる理由は自分の母にあった。毒親の連鎖は続くのか、それとも呪縛から解き放たれるのか...。毒親に悩んでいる方、子供の発語の遅れに悩んでいる方にぜひ読んでほしい作品となっている。 同作の読者からは「これはマンガだとわかっていてもきつい」と同情する声や、「普通はすばらしいんだぞ」のような助言や経験談を投稿する多くの反響が寄せられた。 ■子供のカンちゃんを不幸にしない ――『完璧至上主義の毒親に育てられた女の子の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 主人公のモデルになった方のことを思い出して描きました。 現実は漫画の様なラストではなく、救いはありませんでしたが 優一(ペキ子の夫)のような人が周りにいたら…と思って。 ――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 主人公のペキ子は作中かなり暴走します。 ですが、子供のカンちゃんが決して可哀想にならない様に気をつけました。 毒親からの負の連鎖を断つ、カンちゃんを不幸にしないということは 結果的に毒親に傷付いたペキ子を救うことに繋がると…信じて。 ――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 ラストの「うちの子完璧よ」というシーンです。 最初と最後では「完璧」の使い方が違うので。 ――本作や『夫に「牛乳買ってきて」とお願いしたらとんでもないことになった話』など、身近に潜む怖い話を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。 あるあると読者に共感して読んで欲しいからです。 現実は怖い話は怖いまま終わってしまうので 物語の中では、解決させてスッキリして欲しいと思ってます。 ――今後の展望や目標をお教えください。 ちょっと暇だな…と思った時に 「あ、読むか」と気楽に読んでもらえたら嬉しいです。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! SNSで見かけたら、読んでもらえると嬉しいです。