ゴールドマン、インドの株式・債券・通貨を新興国市場トップピックに
(ブルームバーグ): インドの株式、債券、通貨は、活気のある経済や世界市場から同国を保護する政策のため、新興国市場の中でも極めて魅力的な投資対象になっていると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
カマクシャ・トリベディ氏、ダニー・スワナプルティ氏、スニル・コウル氏らアナリストはリポートで、力強い企業利益の伸びが株式相場を支えている一方で、国際指数への組み入れや、国家財政の改善、インフレ鈍化が債券に有利に働いていると分析。また、潤沢な外貨準備高は、ルピーがキャリー取引の有力候補であることを意味するという。
「ボラティリティーと外部市場に対する感応度が比較的低いことや、利回りが比較的高いことで、インド債はトータルリターンの観点からロングとして魅力的だと依然として考えている」と指摘した。
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原題:Goldman Sees India’s Stocks, Bonds and Rupee as Top EM Picks (1)(抜粋)
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Catherine Bosley