メジャー昇格の鄧愷威、初登板 “憧れ”ダルビッシュからのグローブに喜び/台湾
(サンディエゴ中央社)米大リーグ・ジャイアンツの鄧愷威投手は現地時間先月31日、カリフォルニア州サンディエゴで行われたパドレス戦でメジャー初登板を果たした。試合後、中学生の頃からの憧れであるパドレスのダルビッシュ有投手から贈られたサイン入りグローブを受け取り、「自分の野球人生で最大の価値がある」と喜びを表現した。 傘下マイナーからの昇格が同月29日に発表されたばかり。初めてメジャーのブルペンに入った際に、ダルビッシュとの対面を果たした。鄧がダルビッシュに憧れていると知っていたチームメートの紹介の下、ダルビッシュから声をかけられた。ダルビッシュは鄧が近日中に初登板する可能性があることを知り、励ましの言葉をかけたという。 中央社の取材に応じた鄧は、メジャーに昇格し、憧れの存在と握手や会話ができただけで十分興奮したのに、まさかダルビッシュが自身のことを覚えてくれて初登板後にグローブをプレゼントされるとは思いも寄らなかったと語った。 31日の試合では、三回から五回まで登板。3回で68球を投げ、3得点を許したものの4三振を奪った。 (林弘翰/編集:田中宏樹)