四季報「新春号」で集計 ! 減配なしの高配当利回り50銘柄
四季報オンライン
2023年に3万円台を回復した日経平均株価はその後も堅調だ。2024年初には新NISA(少額投資非課税制度)も始動し、個人投資家の流入が活発化するだろう。 『週刊東洋経済』12月16日号 の第1特集は「株の道場 新NISA時代に勝てる株」。本特集では、12月18日発売の 『会社四季報』2024年1集(新春号) のエッセンスを完全に先取りした。本記事では、過去10年間で減配がない高配当利回りの銘柄ランキングを紹介する。配当利回りとは「購入時の株価に対して、年間いくらの配当収入を得られるか」がわかる指標。来期の配当利回りが高い順にランキングした。 ただし、長期保有をするのに適した優良銘柄を抽出するために、過去10年に増配回数が4回以下だった銘柄や一度でも無配、減配のあった銘柄を除外。前々期、前期、今期のいずれかで最終赤字(見込み)だった銘柄や、PBR(株価純資産倍率)2倍以上の値ガサ株も除外している。 1位のキャリアリンク(6070)は事務系人材派遣サービスを軸としたビジネス業務請負企業。前期まで急成長を続けてきたマイナンバー関連など自治体関連業務が伸び悩み、今期の営業利益は前期比半減。成長の踊り場だが、来期以降の業績回復に期待がかかる。 2位の安藤ハザマ(1719)は労務費と資材価格の高騰で今期は小幅営業増益程度。特別利益がない分で最終減益だが、増配を継続する。ゼネコン業界を代表する高利回り銘柄だ。 (東洋経済 記者)
本文:685文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
山田 俊浩