批判してすみません…。「手のひら返し」で賞賛された有名選手(4)最悪の新戦力→MVP! 復活した日本の誇り
色々なクラブでプレーするサッカー選手にとって、新天地に上手く馴染めず、サポーターから大きな批判を受けることは往々にしてある。その理由は移籍金、年齢、プレースタイルなど様々だ。今回は圧倒的なパフォーマンスでサポーターから「手のひら返し」を受けた選手、すなわち賞賛される選手へと変貌を遂げた実力者たちを紹介する。※スタッツや移籍情報等は27日時点の『transfermarkt』を参照
MF:南野拓実(日本代表) 生年月日:1995年1月16日 所属クラブ:モナコ(フランス) 在籍期間:2022年7月1日~現在 SNS上で”モナ王”の異名をとるMF南野拓実だが、モナコでのデビューシーズンは低調なパフォーマンスで批判を受けていた。 欧州屈指の強豪リバプールに在籍し、限られた出番の中で活躍してきた南野は、2022年夏にモナコへ移籍。リバプールからの加入とあってその期待値は高かったが、なかなか数字が残せない。 それもそのはず、当時モナコを率いていたフィリップ・クレマン監督は[4-4-2]を基本布陣に採用しており、南野のようなトップ下や攻撃的MFの位置が得意な選手が輝くことは難しい。リーグ戦では18試合に出場してわずか1ゴールしか決めることができなかった。こうした現実を受け、メディアやサポーターたちは南野を非難。仏メディア『Le Quotidien du Sport』は、同選手をその夏のリーグアンの補強選手の中で最大の失敗とした。 しかし、南野は“手のひら返し”に成功した。今季はここまでリーグ戦23試合に出場して6ゴール5アシストを記録。ザルツブルク時代の恩師アドルフ・ヒュッターが新たに指揮官となったことも要因かもしれない。ゴール近くで決定機に絡めるようになり、シュートの数も格段に増加。かつての自信を取り戻したように見える。2月末には、クラブから今季2度目となる月間MVPに選ばれたことが発表された。
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