佐藤流司&阿久津仁愛「ヒリヒリする舞台になる」 エンタメが詰まったミュージカル時代劇 舞台「邪魚隊/ジャッコタイ」【インタビュー】
佐藤流司&阿久津仁愛「ヒリヒリする舞台になる」 エンタメが詰まったミュージカル時代劇 舞台「邪魚隊/ジャッコタイ」【インタビュー】 2/2
-映画の舞台挨拶でも邪魚隊メンバーのわちゃわちゃ感が出ていてとても楽しそうでしたが、ほかの共演者の皆さんとの関係はいかがでしょうか。 佐藤 本読みのときにみんな、めちゃくちゃアドリブを入れてましたね。本読みなんだから、本を読んでくださいって(笑)。 阿久津 日替わりのネタもやってましたよね。 佐藤 そう、今回、日替わりもあるんですよ。俺は、絶対にやらないという強い意志を持っていますが(笑)。 阿久津 まあ、千秋楽ぐらいは(笑)。 佐藤 勘弁していただきたい。でも、今回は得意な方がそろってるので。橋本祥平くんなんて一発芸が得意分野ですから(笑)。 阿久津 じゃあ、(橋本に)多めにやっていただいて(笑)。でも、今回、映画には出演していなかった新キャストの皆さんも新鮮ですし、楽しみです。 -【東映ムビ×ステ】は、映画と舞台の連動企画ですが、そうした企画についてはどう感じていますか。 阿久津 僕はメディアミックスが初めてなんです。なので、すごく楽しみです。映画の楽曲をサブスクで聞いてくれているファンの方もいらっしゃるので、それを生でお届けでき、きっとお客さんも喜んでくれるのではないかなと思います。 佐藤 メディアミックスは、面白いですよね。役者としても長い時間、同じ役を演じることで役も深まっていくと思うので、そういう意味でも演じやすいですし、見てくださる方にとっても入り込みやすいと思います。 -では、邪魚隊のメンバーにはそれぞれ特技があり、「スリが得意でリーダーの鱗蔵」「美しき若侍 水野平馬」というキャッチフレーズのような紹介が映画でなされていましたが、お二人が自分にキャッチフレーズをつけるとしたら? 阿久津 僕はうそをつけないので、「ありのまま。飾れない」かな。お芝居をしているときは、役に入り込んで演じていますし、それもまた楽しいんですが、普段は本当にこのままなんですよ。それが個性でもあるのかなと思います。なので、「飾れない阿久津」。 佐藤 俺は、「文武両道。カリスマバケモン」。無敵なので(笑)。 -改めて、公演への意気込みと読者にメッセージをお願いします。 阿久津 また平馬として奔走できることがめちゃくちゃ楽しみです。今回は、地方公演もあるので、たくさんの方々に見ていただき、楽しんでいただけるよう精いっぱいがんばります。たくさんの刺激をいただける現場だと思いますので、自分自身も平馬とともに成長できたらいいなと思います。 佐藤 今回も立ち回りがたくさんある、非常にヒリヒリする舞台になると思います。エンターテインメントは、人が死に物狂いでやっているのを見るのが楽しいし、胸を打たれるのだと思うので、今回の舞台でもそうしたエンターテインメントをお見せできたらと思います。劇場でご覧いただき、一緒に夏を満喫しましょう。 (取材・文・写真/嶋田真己) 舞台「邪魚隊/ジャッコタイ」は、8月9日~25日に都内・サンシャイン劇場ほか、大阪、愛知、石川で上演。