「1日800円」のコインパーキングを2日間利用したら請求が4000円でした。こんなときどうしたらいいの?
「1日最大○○円」と書かれている、コインパーキングを利用した経験はありませんか。長時間駐車する際は、1日の最大料金が決まっていたほうが安心です。しかし、「1日800円のコインパーキングを2日間利用したら4000円を請求された」というようなトラブルが続出しています。本記事では、考えられる原因と対処法を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
国民生活センターにも多くの相談が寄せられている
コインパーキングの仕組みは、駐車した時間に応じてあらかじめ決められた料金が請求されます。コインパーキングの看板に「30分100円」「1時間400円」などの記載があるはずです。 また、多くのコインパーキングには最大料金が設定されており、一定期間内であれば最大料金までしか請求されません。例えば、「1日最大800円」と記載されている場合、1日以内であれば原則として800円以上請求されることはありません。 しかし、国民生活センターにはコインパーキングに関する多くの質問が寄せられています。2017年度は363件もの相談が寄せられ、特に「表示とは異なる高額な料金をされた」という相談が目立ちました。
コインパーキングで表示とは異なる料金が請求される理由
コインパーキングで表示とは異なる料金が請求される主な原因は、利用者側の確認不足が挙げられます。コインパーキングの最大料金には、曜日・時間帯・適用条件などの条件がついていることが多く、条件に当てはまらない場合は通常の料金が請求されます。 例えば、看板に大きく「1日最大800円」と書いてあっても、他の場所に「土日祝日を除く」などと補足があるケースがあるのです。補足を確認せず、土日祝日に2日間駐車してしまうと、通常料金が請求されるために高額となります。ほかにも「24時間1回限り」「イベント開催時は除く」などの条件がついているケースがあるため、利用前に必ず確認しましょう。 コインパーキングに関して最近増加しているトラブルは、ホームページやアプリ上の表示と実際に請求された料金が異なるケースです。 こちらのケースは、ホームページやアプリ上の料金表示が間違っていたり、実際には料金が変更されたのに更新されていなかったりする可能性があります。コインパーキングを利用する際には、現地の看板を隅々までよく見て料金を確認してください。