高級ホテルのスパで支持されるスキンケアブランド「ヴァルモン」が描く“美とアートの融合”とは?
ホテル空間を通じて
ブランドの世界観を伝える
WWD:ビジネスの展望は?
ギヨン:ホテルのスパに主に導入しているが、観光客だけでなくローカルの人たちにどのように「ヴァルモン」の化粧品や世界観、そしてトリートメントを体験していただくかを考えている。新しいブティックを開くよりは、ステイケーション(遠くに旅行に行くのではなく近場のホテルで休暇を過ごす旅行のスタイル)も近年注目されているが、ホテルの空間を通じて「ヴァルモン」のラグジュアリーな世界観を旅してもらうコンセプトを重視している。日本の23年の売上高は前年比32%増と成長しており、日本のマーケットに大きな期待を持っている。
WWD:ラグジュアリー化粧品市場の動向をどのように見ているか?
ギヨン:最高級の原料を使った化粧品は、効率の良さが全く違う。すぐに変化を感じられることを経験し納得すれば、ブランドのファンになっていただけるだろう。化粧品でもファッションでもラグジュアリーブランドはそのような展開になっている。引き続き、われわれのお客さまに特化したアピールを続けていきたい。