1号ファンドを33億円で組成 東海国立大学機構傘下のVC
名古屋大学と岐阜大学を運営する東海国立大学機構傘下のベンチャーキャピタル(VC)「Central Japan Innovation Capital(セントラルジャパンイノベーションキャピタル、略称CJIC)」(本社名古屋市千種区)は12日、1号ファンド「東海研究開発1号投資事業有限責任組合」を33億円で組成したと発表した。ディープテック(先端技術)分野におけるスタートアップ企業の創出促進を図るのが狙い。 愛知県、名古屋市ほか、三菱UFJ銀行、愛知銀行、大垣共立銀行などの金融機関や、朝日インテック、岡谷鋼機などの事業会社ら計13者が出資した。全体の運用総額としては、50億~100億円を目指す。 同ファンドは、ディープテック分野において、当地域に大きなインパクトを与え得るシード(創業期)、アーリーステージ(事業化初期)を中心としたスタートアップ企業に投資する。運用期間は11月30日から10年間(延長は最大5年)。