稲垣好&芹澤優、『僕の妻は感情がない』は「自由かつ無敵のテーマ」を持つ作品
■2人が実践している、人と仲良くなる“秘訣”とは?
――作品にちなんで、小杉タクマがミーナと距離を縮めるべく彼女を気遣うように、人と仲良くするために心掛けていることはありますか? 稲垣:私はあまりコミュニケーションに自信がないのですが、相手の良いところを探して褒めるところから始めます。私自身、「ネイル可愛いですね」みたいに褒めていただけると、「見てくれてるんだ!」って嬉しくなりますね。 でも、芹澤さんに初めて話しかけた時は、マスカットを食べられていたので、「マスカット…」ってお声掛けしました(笑)。 芹澤:確かにそうでしたよね、アフレコスタジオで食べてました(笑)。 稲垣:コミュニケーションの失敗例としては、会う時によってキャラが変わってしまうことがあるんです。1回目に明るいキャラで接したのに、2回目は静かになってしまうときがあって(笑)。3回目から少し距離ができてしまうんですよね…。 芹澤:皆さんありますよねそういうこと。声優あるあるだと思います。1回目と2回目に会うまでの期間が長いことも多いので(笑)。 稲垣:今回の現場ではすごくおとなしくしていました。ミーナちゃんを演じているので明るくなりすぎると、そのテンションに演技が引っ張られてしまうと思ったので。なので、先日『僕妻』のラジオを収録した時にすごくはっちゃけたら、豊永さんに驚かれました(笑)。 ――芹澤さんは心掛けていること、失敗談などありますか? 芹澤:私もそんなにコミュ力が高い方ではないのですが、相手の感情をしっかりと感じることが大事だと思うので、目を合わせるように意識しています。稲垣さんと初対面の時もやっていましたね(笑)。そらされた場合は、無理に追わず、「そらされてるなー」って思います。 コミュニケーションの失敗談は、大好きな声優の先輩方に、自分の気持ちを伝えられなかったことです。伝えないのが正解の時もあるとは思いますが、アフレコが終わった今でも後悔をしていて。またご一緒する機会があったらしっかりと伝えたいです。 ――最後に今後の見どころとともに、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。 稲垣:私の推しである新たなキャラが登場したり、徐々に深い家族の話になっていくので、その点に注目していただきたいです! また、ミーナちゃんがなぜ他のロボットと違うのかも描かれていきます。様々な感情を抱きつつ、今後の展開もご期待ください! 芹澤:すでに放送されている回をご視聴いただいた方々には、ハートフルで切なくなる作品だと伝わっていると思います。ぜひ最後まで見届けていただきたいですね。また、この作品は「何を自分のお嫁さんだと思っていい」という“自由かつ無敵のテーマ”を持っています。ロボットでも2次元でも関係ありません。自分が大切だと思えるもののために頑張れるってとても素敵なことです。この作品を通して、自分の“好き”に自信を持っていただきたいです! (取材・文:伊藤吏玖 写真:吉野庫之介) テレビアニメ『僕の妻は感情がない』は、TOKYO MXにて毎週火曜23時、MBSにて毎週火曜27時、CBCにて毎週土曜26時3分放送。